セッティング
こないだ、カワサキの開発担当者とパーツ交換(カスタム)について色々と話しました。
例えば、リアのスイングアームを純正から剛性の高い社外品に交換したら、車体バランスは崩れるのか?とか
フロントフォークの交換やフロントフォークにスタビライザーを付けた場合やアクスル交換などなど
色々と話をしました。
結論から言って、純正のノーマルなバランスは崩れるとの事
そらそうですよね。
ほしたら、一つ変えたら剛性(バランス)の弱い部分を交換なのか?と投げかけたら、答えはNOでした。
そこからの話しで、やっと納得しました。
答えは、サスセッティングでバランスを整える。
その為にサスペンションがあると言っても過言ではない。との事
ただ、走るだけの為にサスペンションはあるのではなく、車体バランスを整える事にも重要な部分と。
崩れたバランスを、サスの働きを良くする事によって、走りにも車体バランスにも効果があると。
サスセッティングは、奥が深くて、一つ間違えると泥沼に陥る魔物です。
でも、セッティングが決まれば気持ち良く走れます。
現状のセッティングは、合格点を貰っているので、後少し煮詰めて、もう少し(0.5〜1秒)早くアクセルを開けれる様にしたいなぁ。
ジャニス時々バイク
日曜は、RS京都の練習会でした。
当日は、夏日か?と言うほどの気温で、大汗をかきながらイントラしてました。
今回は、古くからの友人でカワサキの開発担当者が来ると聞いていたので、ワクワクしてました。
なんせ、関西にはジムカーナのA級ライダーは2人しかいなくて、その1人なんですからね。
バイクを作れて、ライディングも一流!
なので、ZRX1200daegのサスセッティングの方向性があってるのか?が知りたくて、軽く乗ってもらいました。
乗り終わった後に、笑顔を降りてきたので安心しました。
「ええバイクや」の一言を貰いました!
うむ、僕のサスセッティングは間違ってなかった♪
でも、メーカーの裏話を聞いたら、やっぱり純正では限界があるそうです。。。
見えない所を大幅にコストダウンしてると。
なので、あと少しはセッティングで煮詰めれるけど、その先は無理だと。。
う〜〜ん。サス交換か。。。。
愛媛国体
さて、なん年ぶりの更新やろか?
昨日は、愛媛国体の自転車競技(少年ロード)に行ってきた。
久しぶりに少年のレースを、スタートからゴールまで、間近で観ました。
正直、少年のレースには期待してなかったんやけど、今年のレースは全く違いました。
観ててワクワクして、成年にも負けないぐらいのレース内容でした。
スタートから逃げていた5人に追走7人がジョインして、淡々と進んで集団に吸収されると予想したけど、逃げ集団の選手はタイム差が縮まると、ちゃんと連携して綺麗に回りだすと、タイム差は1分20秒まで戻しました。
この状況を見た時に、この逃げ集団は勝ち逃げできる!と確信しました。
逃げとメイン集団は、お互いのタイム差を確認しながら走り、逃げたり追いかけたりの繰り返しがあります。
遠い距離(見えない)での追いかけっこが、ロードレースの面白いとこやとも思う。
なので、少年のレースと言えど、タイム差の表示は重要です。
メイン集団にタイム差を表示する時は、先頭から数名が確認できたら良いと習ってきました。
逃げ集団には、逃げ集団全員にタイム差を表示すると習ってきました。
逃げ集団に見せる時は、先頭からゆっくりと後方に下がりながら、最後尾の選手まで丁寧に見せるやり方が一般的と思っています。
今回の少年レースで、それを実戦してた審判は1人だけでした。
もう1人の方は、逃げ集団前方10m辺りでボードを後ろ向きに上に掲げて、僅か数秒で前に行っていました。
必死で走ってる選手が、そこまで見えるのか?と思います。
例え、視力がサンコンレベルやとしても、揺れるボードの文字は見えない。
特にタイム差が縮まって状況では、細かく丁寧に見せる必要がある。
そうじゃないと逃げてるメンバーは、タイム差の表示が無ければ、タイム差は縮まっていないと判断します。
今回のレースでは、成年のゴールと少年のレース後半の共に重要な部分が重なり、無線機を少年の審判が使えなく、情報が少なくなっていました。
しかし、無線機が使えない時こそ、機動性のあるバイクを使って逃げ集団と集団とのタイム差を停まって計測し、逃げ集団まで追い上げてからボードで表示する事が出来たはず。
ボードを見せた後は、その位置に停まり集団を待ち、タイム差を計測するの繰り返しができると。
特に数台のバイクがいてるなら、代わる代わるでそれは可能でないか?
今回のレースは、情報が少ない、表示がない、表示すると集団の前方10m辺り、そして1分20秒あったタイム差が突然20秒と言う表示
後ろを振り返れば集団が来ている。。。
選手にとったら「???なんで?」って気持ちやと思う。
もっと細かく丁寧に表示してたら、レース展開はどうやろ?
「たられば」はアカンけど、足のある選手が多数いてた逃げは、逃げ切りやったはず。
僕も高校生の頃は国体を目標にしていたけど、当時の大阪は激戦区で出られへんかったけど、その体験があるからこそ、今回の選手に対して事は涙が出るほど悲しい出来事やった。
審判、役員にとっては、国体であっても、年間の一つのレースに過ぎないやろうけど、選手(特に少年)にとっては、自分の人生や将来に大きく関わる大会です。
それらの想いを受け止めて、執務しているのか?
選手目線で物事を考えているのか?
なんか、悲しい気持ちになった国体やったわ。
でも、そんな状況でも愛媛の選手は凄かった。
最後まで諦めない気持ちは走りに出てた。
逃げが集団に吸収されても、何度も逃げにチャレンジを繰り返していた。
ほんま素晴らしい走りやった。
運も必要と言うんやけど、運以外にあるなら、それは人災しかない。
でも、レースに人災は不必要
誰のために執務をするのか?を改めて考えて、執務してほしいと強く思います。
補足
自転車のバイク審判(2人乗り)は、ライダー、パッセンジャーの2人とも審判業務を知り尽くしているのが一番良いが、そうじゃない組み合わせがあります。
例えば、ライダーが審判業務の出来る方でパッセンジャーが詳しく知らない人。
その逆もしかり、ライダーが運転しか出来ない方、パッセンジャーが審判業務に精通してて出来る方。
ライダー、パッセンジャー共にバイク審判業務に全く精通していない方。
に、分かれます。
バイク審判の2人乗りは、乗馬に例えるとライダーは馬であって、手綱を持つのは騎手であるパッセンジャー。
騎手が馬がを操って、騎手が良いと思う動きをします。
なので、どんなに出来る騎手(パッセンジャー)であっても、馬任せに走る事は無い。
だから、レース後に馬(ライダー)が言うこと聞かなかった!とか、ライダーが悪い!とか言うのはありえないと事と思っています。